ヒンドゥー教における牛の神聖視と糞の利用

書誌事項

タイトル別名
  • Deification of Cattle and Use of Its Dung in Hinduism
  • ヒンドゥーキョウ ニ オケル ウシ ノ シンセイシ ト フン ノ リヨウ

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説明

数千年間育まれ,今日のヒンドゥー教へと受け継がれてきた牛の神聖視は,乳とその加工品,糞や尿にも浄化作用や豊饒をもたらす力があるとする独自の世界を形成している.なかでも牛糞は,祭りや儀礼の場では神像が作られ,また祭り火の燃料として重要な役割を果たしている. ここでは,今日の祭りにおける牛糞の利用について総括する.先行研究は乏しく事例報告が限られているため,その嚆矢として位置づけたい.

収録刊行物

  • 沙漠研究

    沙漠研究 25 (2), 43-51, 2015

    日本沙漠学会

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