Present Status of Breast Cancer Screening by Local Government and Proposal of Screening with Mammography Only

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  • 自治体乳癌出張集団検診の現状とマンモグラフィ単独検診の提案

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自治体出張集団検診の報告は視触診施行前提で,その視触診の実態は示されていない。平成21~23年の3年間に,自治体出張集団検診で私が行った視触診受診者数は24,473人で,その実態を示した。私自身の3年間の機関別・年度別・地域別の要精検率は1.4~4.9%で,数値幅が広く,これらの事項による差違はない。平成22年度の視触診・マンモグラフィ併用検診の要精検率は,名古屋公衆医学研究所では4.8%と低い。他の2機関では8.5%・9.4%であり,平成23年乳癌検診学会発表諸機関と同程度であった。平成22年度について検討した,愛知乳癌検診研究会の資料では,名古屋公衆医学究所の視触診要精検率は全体では1.3%であった。他の諸機関でも,4.5%の1例を除き,0~2.8%と低い。同年の私の視触診要精検率は,名古屋公衆医学研究所で4.2%であり,他の2機関で3.2%と,愛知乳癌検診研究会の視触診要精検率と比較して高い。愛知県I市では,クーポンの有無で検診法を分けており,平成22年度の検診要精検率は,視触診・マンモグラフィ併用5.5%・マンモグラフィ単独3.5%であった。自治体出張集団検診の検診環境,医師の問題,視触診などの現状を示した。問題点の多い視触診をやめ,精度管理があるマンモグラフィ単独検診にすれば,受診しやすくなり,「日本のすみずみまで乳癌検診を」の目的にかなうと考える。

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