オオムギ縞萎縮病抵抗性遺伝子<i>rym7t</i>と連鎖するDNAマーカーの選定

書誌事項

タイトル別名
  • Selection of DNA markers closely linked to the resistance gene <i>rym7t</i> against Barley yellow mosaic disease
  • オオムギ縞萎縮病抵抗性遺伝子rym7tと連鎖するDNAマーカーの選定
  • オオムギジマ イシュクビョウ テイコウセイ イデンシ rym7t ト レンサ スル DNA マーカー ノ センテイ
  • 医学生における抑うつ傾向と生活習慣病危険因子についての検討 : インスリン抵抗性および低血圧との関連性
  • イガクセイ ニ オケル ヨクウツ ケイコウ ト セイカツ シュウカンビョウ キケン インシ ニ ツイテ ノ ケントウ : インスリン テイコウセイ オヨビ テイケツアツ ト ノ カンレンセイ

この論文をさがす

抄録

オオムギ縞萎縮ウイルス系統Ⅰ型,Ⅱ型,Ⅲ型に抵抗性を示す「徳島モチ裸」由来の劣性の抵抗性遺伝子 rym7tと連鎖し,抵抗性系統を選抜できるDNAマーカーの選定を行った. rym7tを有する半数体倍加系統「DH21-73」と,rym7tを持たないオオムギ縞萎縮病感受性品種「はるな二条」とのF1より作出した半数体倍加系統群を用い,rym7t近傍の連鎖地図を作製した. rym7tに連鎖するDNAマーカーのうち,rym7tを挟んで位置し,その距離が短く,遺伝子型と表現型の一致程度が高い2つのSSRマーカー,Bmac0031およびBmac0167を選定した.これらのSSRマーカーを, rym7tを有する半数体倍加系統「DH42-84」とオオムギ縞萎縮病感受性品種「ニューゴールデン」との組合せから得たF2集団に適用したところ,本病汚染圃場で生物検定した表現型と,Bmac0031およびBmac0167の遺伝子型との一致率は,それぞれ98.6%,98.8%であった.さらに,2つのSSRマーカーで遺伝子型が一致した個体は,遺伝子型と表現型が全て一致しており,これらのSSRマーカーは rym7tを有する抵抗性系統の選抜に利用できることが明らかとなった.なお,Bmac0031,Bmac0167ともにホモ型とヘテロ型の判別が可能であった.<br>

収録刊行物

参考文献 (25)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ