書誌事項
- タイトル別名
-
- The relevance of the criterion for asthma attack and modified pulmonary index score
この論文をさがす
説明
小児気管支喘息発作は従来『小児気管支喘息治療・管理ガイドライン』 (以下, JPGL) に示される発作強度分類 (小発作, 中発作, 大発作) を用いて評価されてきた. 今回, われわれは修正Pulmonary Indexスコア (MPIS) を用いて喘息発作強度を判定し, 従来の評価方法と比較した. 94名 (129イベント) の気管支喘息発作を対象とした. JPGL 2012で小発作と判断されたイベントが64件, 中発作と判断されたイベントが55件, 大発作と判断されたイベントが10件であった. それぞれのMPISは小発作が4.5±2.1点 (0-9), 中発作が8.1±2.1点 (4-13), 大発作が13.2±1.9点 (11-16) であった. 3群間の比較でいすれも有意な差を認め, MPISは従来の喘息発作強度を適正に反映していると考えられた. 客観性, 評価者間一致性, 評価者内再現性の高い喘息発作評価法であるMPISの普及により, 喘息発作強度のさらなる適正化が期待される.
収録刊行物
-
- 日本小児アレルギー学会誌
-
日本小児アレルギー学会誌 30 (2), 164-169, 2016
一般社団法人日本小児アレルギー学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679451271040
-
- NII論文ID
- 130005160483
-
- ISSN
- 18822738
- 09142649
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可