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説明
食物アレルギーの栄養食事指導は,患児の食生活の背景を考慮した上で,医師の指示に基づいた指導計画とする.「食物アレルギーの栄養指導の手引き2011」を参考に,原因食物の必要最小限の除去にとどめ,症状が誘発されない範囲での摂取とする.また患児の成長を考慮し,食物選択や調理を工夫して栄養素バランスのよい豊かな食事づくりをめざす.耐性獲得や経口免疫療法による除去の変更や解除時には,加工食品などを利用して円滑に進める.重症児では治療中に困難を生じることが多く,継続的な支援が必要である.<br> 社会的支援として保育・教育施設での対応給食が充実しつつあるが,少人数で多種の対応食が作成されている.毎日安全で確実な給食業務を行うために,医療機関からの情報提供(学校生活管理指導表・診断書など)と家庭での摂取状況の把握は不可欠で,地域の連携・協力が求められる.<br>
収録刊行物
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- 日本小児アレルギー学会誌
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日本小児アレルギー学会誌 27 (1), 31-36, 2013
一般社団法人日本小児アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679451521408
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- NII論文ID
- 10031163607
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- NII書誌ID
- AN10064415
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- ISSN
- 18822738
- 09142649
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可