書誌事項
- タイトル別名
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- RSV Infection and Asthma
- ―RSV感染とSOCS発現について―
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説明
Respiratory Syncytial Virus (RSV)はパラミクソウイルス科,ニュ-モウイルス属のエンベロープをもつマイナス1本鎖のRNAウイルスである.疫学研究よりRSVによる下気道感染症と喘鳴性疾患との関連が示唆されてきた.ウイルス感染後の喘鳴性疾患の発症機序は宿主側因子-ウイルス側因子の相互作用(Gene-Virus Interaction)によると考えられている.JAK/STATシグナルの負のフィードバック機構の1つとしてSOCS (suppressor of cytokine signaling)ファミリーがある.我々のヒト喉頭癌細胞株HEp-2細胞を用いたRSV感染後のSOCS mRNA発現の検討では,感染の極初期にSOCS1,SOCS3,CISの発現誘導が観察された.今後,免疫細胞,気道を構成する各種細胞におけるSOCS発現を検討することにより,RSV下気道炎後の反復性喘鳴や小児喘息発症の病態が明らかになることを期待される.
収録刊行物
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- 日本小児アレルギー学会誌
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日本小児アレルギー学会誌 24 (1), 61-70, 2010
一般社団法人日本小児アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679452159488
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- NII論文ID
- 10029555670
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- NII書誌ID
- AN10064415
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- ISSN
- 18822738
- 09142649
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可