気管支喘息発作時の排痰におけるスクイージング効果の検討

  • 田中 謙好
    地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪府立呼吸器アレルギー医療センター
  • 中村 直美
    地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪府立呼吸器アレルギー医療センター
  • 米谷 美恵子
    地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪府立呼吸器アレルギー医療センター
  • 村上 照代
    地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪府立呼吸器アレルギー医療センター
  • 堀江 淳
    地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪府立呼吸器アレルギー医療センター
  • 亀田 誠
    地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪府立呼吸器アレルギー医療センター
  • 土居 悟
    地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪府立呼吸器アレルギー医療センター

書誌事項

タイトル別名
  • THE EXAMINATION IS THAT SQUEEZING EFFECT FOR CHILDREN WITH ASTHMA ATTACKS

この論文をさがす

説明

  気管支喘息発作時におけるスクイージングの効果をピークフロー値(以下 PF 値)と Spo2 値,痰を喀出できた児の割合(以下排痰率)から検証を行った.<BR>【対象】<BR>  気管支喘息の発作で入院している3歳から9歳で簡易ピークフローメーターによるPF測定が可能な男児24名,女児10名の計34名<BR>【調査方法】<BR>  吸入終了後,直ちに看護師が5分間のスクイージングを行い,吸入終了後15分の時点で同測定を行って得られたデータをスクイージング群.吸入後にはスクイージングを行わずに吸入終了後15分の時点で同測定を行って得られたデータをコントロール群とした.<BR>【結果】<BR>  スクイージング群の吸入前とスクイージング後において有意に PF 値の上昇,改善を示し,Spo2 値は上昇させる傾向が見られた.<BR>  全症例における排痰率はスクイージング群で高率な排痰が認められた.<BR>【結論】<BR>  スクイージングは気管支喘息発作軽減の援助として効果があると言える.

収録刊行物

参考文献 (15)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ