琵琶湖磯漁港のアイガモ斃死試料中の藍藻毒素microcystin-LRの蓄積

書誌事項

タイトル別名
  • Accumulation of microcystin-LR in dead domestic duck at Iso harbor, Lake Biwa, Japan

説明

2007年の8月から9月に琵琶湖北湖に位置する磯漁港で飼育していたアイガモ30羽のうち22羽が斃死亡した.鳥類斃死の要因として鳥ボツリヌス症も検討したが,ボツリヌス毒素の急性毒性は確認できなかった.磯漁港の水試料からMC-RR,LRが確認され,アイガモ肝臓組織から560 ng g-1 DW(178 ng g-1 FW)という高濃度のMC-LRが検出された.MC-LRは藍藻毒素の中でも特に毒性が高く,肝臓組織含有量は先行研究と比較して高いことから,アイガモの斃死に藍藻毒素MC-LRの高濃度の蓄積が関わっていたことが推察された.本研究は日本において斃死した水鳥遺骸から藍藻毒素MCの蓄積量を示した最初の研究である.

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参考文献 (29)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679458902400
  • NII論文ID
    130004497034
  • DOI
    10.3838/jjo.62.153
  • ISSN
    18819710
    0913400X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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