中学生の血清総コレステロール値と生活要因に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between serum total cholesterol levels and lifestyle factor of junior high school students

この論文をさがす

説明

中学生の血清総コレステロール値に影響する各種生活要因を明らかにすることを目的に,千葉県内3つの町の中学1年生223名(男子114名,女子109名)を対象として,自記式質問紙調査を行った。血清総コレステロール値については小児生活習慣病検診のデータの提供をうけ,以下の結論を得た。1)運動量が少なくなるにつれて,血清総コレステロール値が高くなる傾向にあった。2)「肉の加工品」と「卵・卵料理」において摂取頻度が多くなるにつれて,血清総コレステロール値が高くなる傾向にあった。3)ステップワイズ法による重回帰分析を行ったところ,血清総コレステロール値は,「部活動の運動量」と「通学の運動量」,および「卵・卵料理」と「野菜」に有意な関連がみられた。4)血清総コレステロール値と関連のみられた運動および食事に影響する前提要因・強化要因・実現要因(グリーンのPRECEDE-PROCEED model使用)については,「部活動の運動量」は実現要因に有意な関連がみられた。「卵・卵料理」および「野菜」の摂取頻度は,前提要因に有意な関連がみられた。

収録刊行物

参考文献 (17)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ