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- 前 一廣
- 京都大学工学研究科化学工学専攻
書誌事項
- タイトル別名
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- Recovery of Valuable Chemicals from Wood Biomass by Thermo-chemical Conversion
- ネツ カガク ヘンカン ニ ヨル キシツ バイオマス カラ ノ ユウヨウ カガク ブッシツ ノ カイシュウ
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抄録
<p>木質バイオマス利用の考え方,ポイントを概観したのち,我々が開発した3種類の木質バイオマス熱化学成分分離法を紹介した。この中で,直接酸糖化法はリグニン固体を残してセルロース留分を酸糖化し取り出す高効率な前処理法であることを示した。次に,リグニンの有効利用法として,リグニン留分を熱化学的に有用な化成品に変換する方法を提案した。過酸化水素を添加して200℃で数分処理することで,たった3種類の有機酸 (ギ酸,酢酸,コハク酸) を計45 wt%の収率で得ることに成功した。最後に,木質バイオマスから有用化成品に直接変換する熱化学プロセスを示した。方法は過酸化水素による液相酸化と水熱分解の2段階プロセスである。0.5%過酸化水素を添加して200℃で酸化分解したのち,240℃で水熱分解することで,フルフラール,HMFなどの数種類の有用化成品をそれぞれ12~20%製造できることを見出した。以上,木質バイオマスの熱化学変換は有用化成品を製造する魅力的な方法になることが明確に示された。</p>
収録刊行物
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- Oleoscience
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Oleoscience 14 (3), 109-115, 2014
公益社団法人 日本油化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679459847040
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- NII論文ID
- 130005308216
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- NII書誌ID
- AA11503417
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- ISSN
- 21873461
- 13458949
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- NDL書誌ID
- 025290105
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可