石垣島川平湾における有藻性イシサンゴ類の現状と近年の変化

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タイトル別名
  • Current state and recent changes in zooxanthellate scleractinian corals in Kabira Bay, Ishigaki Island, Japan
  • イシガキジマガワ ヘイワン ニ オケル ユウソウセイ イシサンゴルイ ノ ゲンジョウ ト キンネン ノ ヘンカ

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抄録

<p>閉鎖性内湾である石垣島川平湾において有藻性イシサンゴ(以下,サンゴ)群集の現況把握調査を実施した。川平湾のサンゴ群集は地形の違いに依存し,湾外から水道,湾内へと次第に内湾性の構成種が多くなり,湾内では強内湾性の特異なサンゴ群集が形成されていた。湾中央部の東岸では,枝状・洗瓶ブラシ状ミドリイシの死んだ骨格が見られ,主に2007年の高水温による白化が原因と考えられた。一方,湾奥部の西岸を中心に,枝状・洗瓶ブラシ状ミドリイシが生残していた。湾内の濁度は湾奥部の方が高い傾向にあり,白化が濁りにより抑制されたと考えられた。</p>

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