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- 藤枝 静暁
- 埼玉学園大学
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study of Selection of Target Skills and Appropriate Time for Implementation Based on Developmental Stages in Social Skills Education
- ソーシャルスキル キョウイク ニ オケル ハッタツ ダンカイ ゴト ノ モクヒョウ スキル ノ センタク ト ジッシ ジキ ニ カンスル ケンキュウ
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説明
本研究の目的は,幼児期から思春期までの発達段階ごとに,子どもが学習する必要性が高いソーシャルスキルを明らかにすることであった。また,ソーシャルスキル教育(SSE)がもっとも必要とされる発達段階についても調査した。被験者は幼児保育者と小学校,中学校の担任教師および副担任教師,計300名であった。調査の結果,「相手の気持ちを考えて接する」「上手に相手の話を聞く」「自分の意見や考えをはっきりと伝える」の3つのスキルは,どの発達段階の子どもにも学習させる必要があることがわかった。「遊びなどの仲間に入れてもらう」「遊びなどの仲間に誘う」「誤解や意見のくいちがいなどのトラブルを上手に解決する」の3つのスキルに対する必要性は,子どもの発達段階によって差があった。SSEが最も必要な時期については,保育者は小学校3,4年生から高校まで,小・中学校の教師は小学校の6年間と考えていることが明らかになった。自由記述による感想から,被験者が子どものソーシャルスキルの不足とSSEの必要性を感じていることが明らかになった。
収録刊行物
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- カウンセリング研究
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カウンセリング研究 47 (4), 221-231, 2014
日本カウンセリング学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679461175424
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- NII論文ID
- 130005420347
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- NII書誌ID
- AN10071578
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- ISSN
- 21864594
- 09148337
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- NDL書誌ID
- 027107922
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可