就職を希望する高校生の進路意思決定に影響を及ぼす要因に関する短期縦断的検討

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タイトル別名
  • A Short-term Longitudinal Study of Factors Influencing Career Decision Making in High School Students Seeking Employment
  • シュウショク オ キボウ スル コウコウセイ ノ シンロ イシ ケッテイ ニ エイキョウ オ オヨボス ヨウイン ニ カンスル タンキ ジュウダンテキ ケントウ

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説明

本研究では,就職を希望する高校3年生(N=720)を対象に,求人票開示前(5月)と開示後(9月)の進路意思決定に関連する要因(進路選択におけるソーシャルサポート知覚,進路探索行動,進路選択動機)が11月の進路意思決定に及ぼす影響について,短期縦断的に検討した。重回帰分析の結果,求人票開示前(5月)の「親のサポート」「教員のサポート」「友人のサポート」「自己実現志向」が,11月の進路意思決定に正の影響を与えていた。また,求人票開示後(9月)の「親のサポート」「教員のサポート」「友人のサポート」「安定志向」「自己探索行動」「環境探索行動」が11月の進路意思決定に正の影響を与え,「給料志向」が負の影響を与えていた。さらに,求人票開示前(5月)の「親のサポート」「友人のサポート」,求人票開示後(9月)の「親のサポート」「友人のサポート」「自己探索行動」「環境探索行動」において,学科間の差があることが明らかになった。以上のことから,進路意思決定に影響を及ぼす要因の適時性および学科の特徴に着目する重要性が示唆された。

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