摂食障害に対する反復性経頭蓋磁気刺激法の効果
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of repetitive transcranial magnetic stimulation (rTMS) for eating disorders: a possible novel therapeutic approach to severe and enduring eating disorders
- ─難治例への適応について─
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抄録
<p>摂食障害(eating disorders;ED)は,さまざまな身体合併症,うつ病,不安障害などの併発精神障害を伴い,致死率の高い精神疾患である。成人の神経性無食欲症(anorexia nervosa;AN)は,有効な治療法のエビデンスが確立されておらず,自己誘発嘔吐や過食,下剤乱用などを伴う難治例は,医療経済的にも多大なコストを要し,ケアに著しく人手を要するために家族の負担が高い。低体重や低栄養状態,身体合併症,精神症状などの回復に向けて,長年にわたって生物心理社会的(biopsychosocial)な多面的アプローチを要する。近年の脳画像研究から,EDの神経回路と病態生理との関連に関心が高まっており,ED難治例に対する治療選択として,rTMSなどの効果が新たな治療法として注目されている。本稿では,過食,自己誘発嘔吐を伴う慢性化した難治AN患者に対して,高頻度rTMSを実施し,過食嘔吐の消失,1年後の維持効果も認められた自験例を提示した。 rTMSの難治ANに対する治療戦略の可能性を考察した。</p>
収録刊行物
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- 総合病院精神医学
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総合病院精神医学 26 (2), 145-153, 2014
一般社団法人 日本総合病院精神医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679461417728
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- NII論文ID
- 130006832775
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- ISSN
- 21864810
- 09155872
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可