A大学病院スペシャルニーズ歯科受診患者におけるてんかんの実態に関するアンケート調査
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- 森 貴幸
- 岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター
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- 野島 靖子
- 岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター
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- 前川 享子
- 岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター
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- 村田 尚道
- 岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター
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- 関 愛子
- 岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター
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- 神田 ゆう子
- 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科歯科麻酔・特別支援歯学分野
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- 田尻 絢子
- 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科歯科麻酔・特別支援歯学分野
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- 細坪 允裕
- 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科歯科麻酔・特別支援歯学分野
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- 孫田 哲郎
- 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科歯科麻酔・特別支援歯学分野
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- 東 倫子
- 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科歯科麻酔・特別支援歯学分野
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- 江草 正彦
- 岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター
書誌事項
- タイトル別名
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- A Questionnaire Survey on the Actual Conditions of Dental Patients with Special Needs Who Have Epilepsy
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説明
スペシャルニーズ歯科受診患者のてんかん有病状況,てんかん発作のコントロール状況を明らかにする目的で,患者の保護者を対象としたアンケート調査を行った.<br>調査は2013年11月から2014年12月まで対面方式で行った.調査内容は,①てんかんとの診断の有無,②診断された時期(年齢),③現在の発作の頻度,④発作の症状および⑤過去1年の大発作(痙攣,意識消失を伴う発作)の有無であった.<br>期間中に調査した対象者は188人,平均年齢28.6歳(S.D.10.9)であった.てんかんと診断された者は106人(56.4%)あり,障害別では重症心身障害(SMID)群,精神遅滞(MR)群で有意に高率であった.てんかんと診断された年齢は,平均5.7歳(S.D.6.1)であり,4歳時までに60%が診断されていた.障害により有意差があり,SMID群,MR群は比較的低年齢で,自閉症スペクトラム障害(ASD)群,ダウン症候群(DS)群は,比較的高年齢で診断されていた.現在,1日1回以上の頻度で発作がある者は15人で診断された者のうち14.2%を占めた.一方,てんかんとの診断を受けた106人のうち,発作の既往がない者が11人あり,ILAEの定義による,てんかん有病者は95人(50.5%)であった.発作の症状で最も多かったのは,強直間代発作で,54人(50.9%)が有していた.過去1年以内に大発作を経験した者は26人で全対象者の13.8%であった.
収録刊行物
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- 日本障害者歯科学会雑誌
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日本障害者歯科学会雑誌 36 (4), 648-655, 2015
一般社団法人 日本障害者歯科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679461608192
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- NII論文ID
- 130005127692
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- ISSN
- 21889708
- 09131663
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可