DRG/PPS施行とCPについて
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- 吉田 晃治
- 国立病院九州医療センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Clinical and economical impact of Diagnosis Related Group/ Prospective Payment System and Critical Path
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説明
国際的な基準で10,000以上ある疾患の診断名を医療資源の必要度から500程度の診断名グループに整理し, 診断群分類毎に決められた一定金額を支払う診断群別包括支払い方法 (DRG/PPS) が1998年11月1日より試行されている. 今回の試行はICD-9に沿って13群183疾患 (合併症, 併存疾患を含む) が対象である.米国ではDRG/PPS導入により医療水準の均一化, 質の向上が証明されている.わが国では長い間出来高制が定着してきている. そこで医療従事者全員がDRG/PPSに対する意識改革, 啓蒙により正しい認識, 実施が行われなければならない. さらにDRG/PPS導入に際し, クリティカルパスの併用, 実施は多くの面で必要不可欠であることを具体的に報告した. 今回, 試行中のDRG/PPSは未だ不備な点も多く, 今後わが国の医療制度に合った日本版DRG/PPS制度確立のためにDRG該当疾患名の増加と内容の改善, 充実等に務めなければならない.
収録刊行物
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- 医療マネジメント学会雑誌
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医療マネジメント学会雑誌 1 (2), 97-103, 2000
特定非営利活動法人 日本医療マネジメント学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679462124928
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- NII論文ID
- 130004175096
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- ISSN
- 18846793
- 13456903
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可