-
- 五十子 敬子
- 国士舘大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- Self-determination upon death
この論文をさがす
抄録
19世紀後半に英国で、安楽死法に関する問題提起がなされた。日本でもすでに1882年(明治15年)に安楽死法の可否をめぐる議論が提起されている。本論文はそうした新資料の紹介を始めとして、死をめぐる自己決定について、各国の歴史的展開および現況を概観するものである。現代、安楽死論は、尊厳死論に移行する形で広くとりあげられるようになった。そこで本稿では、(1)尊厳死にかかわる問題(2)安楽死法の是非(3)今後の課題と提言に分け、(1)では現代医療が生み出した尊厳死への対応について外国と日本を比較する。(2)では外国の現状を紹介し、日本の判例、学説を検討し、安楽死法の是非を考察する。(3)では今後の日本における意思表示のあり方について提言することとする。
収録刊行物
-
- 生命倫理
-
生命倫理 8 (1), 94-99, 1998
日本生命倫理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679462818816
-
- NII論文ID
- 110001236932
-
- NII書誌ID
- AN10355291
-
- ISSN
- 2189695X
- 13434063
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可