書誌事項
- タイトル別名
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- A new association Machilo japonicae - Quercetum salicinae belonging to Maeso japonicae - Castanopsion sieboldii : Castanopsis sieboldii or Quercus salicina forest developed on steep coastal slopes
- イズセンリョウ-スダジイグンダン ノ シン グンシュウ ホソバタブ-ウラジロガシ グンシュウ : カイガン チイキ ノ キュウシュンチ ニ セイリツ スル シイ ・ カシ ノ ジョウ リョク コウヨウジュリン
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抄録
1.高知県中西部からウラジロガシ-ホソバタブ群落(宮崎2010)として報告されていた植生資料を,既存の常緑広葉樹林の資料1089点と比較して,群集同定を行った.その結果,既存のどの群集とも組成が異なったため,新群集ホソバタブ-ウラジロガシ群集として記載した.<BR>2.ホソバタブ-ウラジロガシ群集はその種組成から,上級単位はタイミンタチバナ-スダジイオーダー,イズセンリョウ-スダジイ群団に同定された.しかレアカガシ-シラカシ群団の区分種も出現し,アカガシ-シラカシ群団の群集との種組成的な共通性も認められた.<BR>3.ホソバタブ-ウラジロガシ群集の植分は4層構造からなり,優占種にはスダジイ,ウラジロガシ,クスノキ,ヤブツバキなどがあった.林冠構成種のスダジイ,ウラジロガシ,クスノキは実生を除いて,第2層以下へは出現しなかった.また,高木種であるホソバタブ,イヌガヤが林冠構成種にならず,主に第3層(高さ2-5m)に出現した.<BR>4.植分の一例,中土佐町加江崎での観察では,1970年代末以来,林冠高,第3層の階層の高さ,第4層の被度などに目に見える変化はなく,その群落構造は安定していた.<BR>5.ホソバタブ-ウラジロガシ群集の生育立地は海岸近くの急峻な地形であった.しかし,隣接群落のタイキンギク-エノキ群集が崩壊地などの限られた立地に成立していたのに対し,ホソバタブ-ウラジロガシ群集は安定した立地にも成立し,地域規模に広がっていた.<BR>6.ホソバタブ-ウラジロガシ群集の分布は高知県中西部と九州西部(先行研究の引用)で確認された.
収録刊行物
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- 植生学会誌
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植生学会誌 30 (2), 95-117, 2013
植生学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679463790720
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- NII論文ID
- 110009686076
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- NII書誌ID
- AA11347548
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- ISSN
- 21894809
- 13422448
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- NDL書誌ID
- 025151736
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可