単一事例実験データの分析方法としてのランダマイゼーション検定

書誌事項

タイトル別名
  • Irtroduction of Randomization Tests as Methods for Analyzing Single-Case Data
  • タンイツ ジレイ ジッケン データ ノ ブンセキ ホウホウ ト シテ ノ ランダマイゼーション ケンテイ

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説明

単一事例実1験計画(シングルケース研究法)で得られたデータの評価方法として、いくつがの統計的方法が提案されている。ランダマイゼーション検定は、(1) データの系列依存性を問題としない、(2) 時系列分析ほど多くのデータポイン1・を必要としない、(3) 様々なデザインに適した方法が考案されている、といった理由からシングルケースデータの分析方法として近年注目されてきている。本稿では、これまで多くの研究者によって提案されてきた、様々な単一事例実験データ分析のためのランダマイゼーション検定の方法を、(1) 測定時期への処理のランダム振り分け、(2) 介入ポイントのランダム振り分け、(3) フェーズへの処理のランダム振り分け、とランダム振り分けの方法の違いにより大別し、さらにそのカテゴリ下に分類される種々のランダマイゼーション検定の方法について概説するとともに、この検定を実際のデータに適用する際の問題点に関しての検討を行う。

収録刊行物

  • 行動分析学研究

    行動分析学研究 13 (1), 44-58, 1999

    一般社団法人 日本行動分析学会

被引用文献 (1)*注記

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