雄のホッキョクグマの葉状腎の解剖学記録

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タイトル別名
  • Gross Anatomy of the Lobated Kidney of a Male Polar Bear(<i>Thalarctos martimus</i>)

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抄録

推定20歳, 体重約300kgの雄のホッキョクグマが動物園で斃死したので, 葉状腎の解剖学的記録として左右の腎臓の表面と断面像を撮影した。表面から見える腎葉は左腎で57, 右腎で54であったが, 断面で見ると2つの腎葉を含んでいるものも数多く, なかには3つの腎葉を含んでいるものもあるので, これらを別々に数えなおすと左右の腎の各々が70〜80の腎葉から構成されている事になる。左腎はやや幅がせまく長細く右腎よりやや尾側にある。右腎は左腎より短く少し厚く尾端の方がやや丸みを帯びている。

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