局所冷刺激を与えたときの青年男性被験者の身体各部位の冷感受性

書誌事項

タイトル別名
  • The Regional Cold Sensitivity by the Regional Cold Stimulation to the Young Male Subjects
  • キョクショレイシゲキ オ アタエタ トキ ノ セイネン ダンセイ ヒケンシャ ノ シンタイ カク ブイ ノ レイカンジュセイ

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説明

夏期と冬期において、青年男性被験者の身体16部位の局所に冷刺激を与えて、冷刺激を自覚するときの皮膚の温度と熱流束を測定した。そして、冷刺激を与える直前の値との差により、冷刺激を自覚するときの温度差と熱流束差を算出した。そして、冷刺激の曝露開始から終了までの熱流束差を積分し、冷刺激を自覚するまでに除かれた熱量を算出した。その結果、曝露季節の違いによる冷刺激を自覚する閾値(温度差、熱流束差と熱量)への影響はみられなかったが、温度変化速度条件の違いによる影響は、熱流束差と熱量にみられた。そのため、温度差、熱流束差、熱量を基準値化して各部位の冷覚の感度を求めた。青年男性の冷覚の感度は、青年女性を対象とした研究と同様な部位間の差異がみられ、冷覚の感度が良い部位は下肋部、頚部、腹部などの体幹であり、冷覚の感度が悪い部位は下腿後部、下腿前部、大腿後部などの下肢であった。

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