病院待合室におけるロビーチャアの形態寸法の実態調査

書誌事項

タイトル別名
  • Field investigation on the configurations of lobby chairs and benches for waiting rooms in hospitals
  • 病院待合室におけるロビーチェアの形態寸法の実態調査
  • ビョウイン マチアイシツ ニ オケル ロビーチェア ノ ケイタイ スンポウ ノ ジッタイ チョウサ

この論文をさがす

抄録

高齢社会を迎えて、高齢者やハンディキャップのある人々に対する配慮が医療機関等で求められている。そこで本研究では、高齢者やハンディキャップのある人に対して配慮した待合室用の椅子のデザイン開発を目指す上でどのようなロビーチェアが使われ、それが適切な形状であるかを探ることを目的として、愛知県下における15か所の総合病院の待合室を対象としてロビーチェアの形態寸法に関して実態調査を行った。病院待合室に実際に用いられているロビーチェアについて、大きく3つのタイプに分類し、座面、背もたれ、肘掛けの幅、奥行き、高さ、傾きの寸法特性を把握し小原らの研究によるプロトタイプの形状と比較した。現場で採取したロビーチェアの多くの種類が必ずしもプロトタイプと一致しなかった。作業用のII型と軽休息用III型と一致するものが14種で、適正な選択が行われていない可能性が示された。

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ