虹彩色の異なる2群間における紫外線に対する意識とサングラスの使用頻度別色の弁別能力

書誌事項

タイトル別名
  • Awareness of UV and color discrimination ability according to the frequency of the use of sunglasses in two groups differing in iris color
  • コウサイショク ノ コトナル 2グンカン ニ オケル シガイセン ニ タイスル イシキ ト サングラス ノ シヨウ ヒンドベツ イロ ノ ベンベツ ノウリョク

この論文をさがす

説明

本研究は、虹彩の色の多型性に着目し、虹彩色が茶系と青-緑系の異なる2群を対象に、日常生活での紫外線に対する意識や対策の実態を調査した。さらに、照度500lx、301xの条件下で100hueテストを用いて色彩弁別能力を測定し、サングラスの使用頻度別に分析し、次のような結果を得た。紫外線対策として、茶系群は主に日傘や帽子を、青-緑系群はサングラスや帽子を使用していた。それらの使用目的は、茶系群は日焼け防止、青-緑系群は目の保護と回答した。2群間に紫外線に対する対策や意識の差がみられた。サングラスの使用頻度別に色彩弁別能力をみると、茶系群では、500lx、301xの両条件下でサングラスを使用していない群の総偏差点は、時々あるいは頻繁に使用する群よりわずかに高かった。青-緑系群では、500lxで使用していない群の総偏差点と時々あるいは頻繁に使用する群の総偏差点との間に有意差が認められ、使用していない群の総偏差点は高く色彩弁別能力が劣っていた。虹彩色が青-緑系でサングラスを使用しない群は、紫外線の影響を受けているのではないかと推察される。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (19)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ