人体の伝熱面積に基づいた椅座位姿勢の人体形状モデル

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タイトル別名
  • Human body surface model in the chafr sitting position based on the heat transfer areas
  • ジンタイ ノ デンネツ メンセキ ニ モトズイタ イザイ シセイ ノ ジンタイ ケイジョウ モデル

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説明

本研究の目的は、人体と環境との間の熱収支の算出の基準となる人体の伝熱面積に着目した人体形状モデルを開発することである。被験者の体表面の三次元座標の実測には非接触3次元デジタイザを用いておこなった。被験者の姿勢は椅座位とした。人体を三角形で構成した人体形状モデルを構築した。椅座位モデルを構成する三角形の数量は8955個となった。人体と周囲環境との間の熱交換量の算定に不可欠である人体の体表面積・伝導伝熱面積・対流伝熱面積・放射伝熱面積を被験者を用いた実測により明らかにした。人体の全体表面積に対する伝導伝熱面積の比・対流伝熱面積の比・放射伝熱面積の比のそれぞれは、人体モデルの場合が、0.009, 0.902, 0.716、人体の場合が0.008, 0.910, 0.732を得た。構築した人体形状モデルと人体の伝熱面積とを比較し、その妥当性を定量的に検証した。

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参考文献 (35)*注記

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