動静脈吻合血管反応を考慮した人体熱モデルによる皮膚温予測結果

書誌事項

タイトル別名
  • The Prediction of Skin Temperature Distribution by an AVA Human Thermal System

説明

熱環境の快適性評価のための人体熱モデル(AVAモデル)を開発した。このモデルの特徴は,動静脈吻合血管および広域・微小循環の2重血管網が組み込まれていることである。本稿では,異なる3つの定常熱環境(室温22℃, 28℃, 34℃いずれも湿度45%)において,本モデルを用いた皮膚温等の予測結果を被験者実験結果およびSmithモデルによる予測結果と比較検討した。その結果,次の知見を得た。(1)本モデルは中高温域(室温28℃〜34℃)における末梢部の皮膚温等を精度良く予測でき,全身の皮膚温分布予測に有効である。(2)本モデルは,大きな環境変化(室温22℃と34℃では12℃差)に対しても,深部温をほぼ一定に保つことができ人体熱モデルとして適切に機能する。(3)結果の可視化より,計算された皮膚温分布および深部温が人体生理の面から妥当であると考えられる。

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被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679469728128
  • NII論文ID
    110008447289
  • DOI
    10.24538/jhesj.1.1_58
  • ISSN
    24332836
    13407694
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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