質保証を実現する手術プロセスを構成する標準モジュール導出モデルの構築

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  • 下野 僚子
    東京大学 大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻 水流研究室
  • 水流 聡子
    東京大学 大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻 水流研究室
  • 飯塚 悦功
    東京大学 大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻 水流研究室

書誌事項

タイトル別名
  • A Model for Deriving a set of Standard Process Modules aiming for Quality Assurance of Surgery Process
  • シツ ホショウ オ ジツゲン スル シュジュツ プロセス オ コウセイ スル ヒョウジュン モジュール ドウシュツ モデル ノ コウチク

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抄録

医療は,患者の多様性や生体侵襲を伴うといった医療固有の特徴によって管理すべき事項が多いために複雑であることから,最適な医療業務プロセスの構築は容易ではない.本研究では,複雑な医療業務プロセスが,よい業務のやり方が組み込まれた標準モジュールの構築によって,従来よりも効果的かつ効率的に業務プロセスを検討することを考えた.本稿では,医療業務の中で最も複雑といえる手術プロセスに焦点を当て,手術における質保証を実現するために達成すべき業務機能を,標準モジュールとして導く方法を開発した.このとき,PDCAやプロセスアプローチといった概念や医療業務の特徴を観点として用いながら業務機能展開を行った.得られた業務機能である標準モジュールのセットについて妥当であることが示唆された.

収録刊行物

  • 品質

    品質 44 (2), 232-242, 2014

    一般社団法人 日本品質管理学会

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