PKブースター

DOI
  • 吉永 智一
    塩野義製薬(株)創薬疾患研究所感染症部門抗ウイルス1グループ

抄録

主に薬物代謝酵素(シトクロムP450:CYP)で代謝を受ける薬の場合,CYPを阻害するために併用して,その薬の血中濃度を高く保つ化合物のことを言う.抗HIV治療では,もともとプロテアーゼ阻害剤で,抗CYP阻害活性の強いritonavir,または抗HIV阻害活性はないCYP阻害薬cobicistatが用いられる.PKブースターの併用は薬物濃度を維持できる利点がある反面,薬物相互作用が大きくなる欠点がある.

収録刊行物

  • ファルマシア

    ファルマシア 53 (6), 575_3-575_3, 2017

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679477942272
  • NII論文ID
    130005687881
  • DOI
    10.14894/faruawpsj.53.6_575_3
  • ISSN
    21897026
    00148601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ