触覚次元に基づいた感覚語彙のカテゴリー化

  • 倉光 慶太朗
    山形大学 大学院 理工学研究科 バイオ化学工学専攻
  • 會田 悠城
    山形大学 大学院 理工学研究科 バイオ化学工学専攻
  • 野々村 美宗
    山形大学 大学院 理工学研究科 バイオ化学工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Categorization of Sensory Words Based on Tactile Dimensions
  • ショッカクジゲン ニ モトズイタ カンカクゴイ ノ カテゴリーカ

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説明

触対象の官能評価においては,被験者に呈示する触感に関わる言葉によって得られる結果は変わってくる。しかし,使用感を左右する触感に関する感覚語彙を系統的に収集・分類した例はほとんどない。そこで本研究では,日本語のデータベースである分類語彙表から触覚に関する言葉145語を選び出し,3種類の国語辞典を用いて各単語の意味を確認,選出した言葉を硬軟因子(かたい/やわらかい)・凸凹因子(粗い/滑らかな)・温冷因子(温かい/冷たい)・摩擦因子(くっつき/滑り,湿った/乾いた)からなる4つの触覚次元に基づいて分類した。この触覚次元に基づいた感覚語彙の分類法は,化粧品をはじめ多くの分野の商品評価・品質管理に有用であるものと考えられる。

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