イプシロンロケットの誘導制御系の開発(<特集>イプシロンロケットの開発 第7回)

  • 大塚 浩仁
    株式会社IHIエアロスペースロケット技術部システム技術室
  • 田中 健作
    株式会社IHIエアロスペースロケット技術部システム技術室
  • 斉藤 晃一
    宇宙技術開発株式会社第一事業部宇宙システム技術部
  • 森田 泰弘
    宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所
  • 加藤 洋一
    宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所
  • 佐伯 孝尚
    宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所
  • 山本 高行
    宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所
  • 後藤 日当美
    IHI検査計測制御システム事業部宇宙システム部
  • 山本 一二三
    三菱スペース・ソフトウエア株式会社つくば事業部第一技術部

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Guidance & Control System of Epsilon Launch Vehicle
  • 特集 イプシロンロケットの開発(第7回)イプシロンロケットの誘導制御系の開発
  • トクシュウ イプシロンロケット ノ カイハツ(ダイ7カイ)イプシロンロケット ノ ユウドウ セイギョケイ ノ カイハツ

この論文をさがす

抄録

イプシロンロケットは2013年9月14日に惑星分光観測衛星「ひさき」の打上げに成功し,目標とした軌道投入精度を達成し,新規に開発した誘導制御系の性能を遺憾なく発揮した.イプシロン開発では,惑星探査機「はやぶさ」を投入したM-Vロケットの誘導制御系の性能を継承しつつ新たな技術革新にチャレンジし,M-Vの機能,性能をさらに向上させた誘導制御系を実現した.最終段には信頼性の高い低コストなスラスタを用いた液体推進系の小型ポストブースタ(PBS)を開発し,新たに導入した誘導則とともに軌道投入精度を飛躍的に向上させた.フライトソフトにはM-Vで蓄積した各種シーケンスや姿勢マヌーバ機能をユーティリティ化して搭載し,科学衛星ユーザ等の多様な要望に容易に対応できる機能を実現し運用性を高めた.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ