有人ロケットのハザードから宇宙船を守る技術(<特集>飛行士との,飛行士による,飛行士のための宇宙船の安全制御 第10回)

  • 和田 英一
    宇宙航空研究開発機構研究開発部門第四研究ユニット
  • 藤本 圭一郎
    宇宙航空研究開発機構研究開発部門第三研究ユニット
  • 沖田 耕一
    宇宙航空研究開発機構研究開発部門第四研究ユニット

書誌事項

タイトル別名
  • Technologies to Protect Human-rated Spacecrafts to Avoid Hazards of Launch Vehicle
  • 特集 飛行士との,飛行士による,飛行士のための宇宙船の安全制御(第10回)有人ロケットのハザードから宇宙船を守る技術
  • トクシュウ ヒコウシ ト ノ,ヒコウシ ニ ヨル,ヒコウシ ノ タメ ノ ウチュウセン ノ アンゼン セイギョ(ダイ10カイ)ユウジン ロケット ノ ハザード カラ ウチュウセン オ マモル ギジュツ

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抄録

有人宇宙輸送システムは,そもそもハザードを発生させないことが最も重要である.しかしながら,100%の安全が保証されるシステムは存在しない.したがって,ハザードはある確率で発生するものとして,ハザード発生時に宇宙船を守る技術が必要となる.この安全上重要な技術のひとつがアボートシステムであり,ハザードが発生し,クルーの生存が脅かされる事態となった際に,運用を中断し,クルーを無事に離脱・帰還させるためのシステムである.本稿では,アボートシステムのうち,特にクリティカルなハザードである有人ロケットの爆発に対して飛行士の安全を確保する技術について論じる.

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