微少流量円管流れの凍結現象に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Freezing Phenomena in a Pipe with Small Amount of Water Flow Rate
  • ビショウ リュウリョウエンカン ナガレ ノ トウケツ ゲンショウ ニ カンスル ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

本研究では,冬季における水道管の凍結破損を防止するための知見を得るために円管内に微少流量(低速)の水を流した条件での凍結現象について検討した.流量条件は,Q=4.0×10−7–7.1×10−6 m3/sとし,大きさの異なる二つの円管で調べた.結果として,壁面温度TWTW=−2–−3°C程度で凍結が生じ,冷却固体面と水との接触時間が長くなると凍結が起こりやすくなることがわかった.また,壁温が非常に低い温度条件下(TW<−3°C)では,微少流量の連続的流水では凍結を防止できず,このような厳しい温度条件では,水抜きや管を暖める等の対策が必要となることを示した.

収録刊行物

参考文献 (32)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ