密閉型オシレート流動層の開発

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タイトル別名
  • Development of an Airtight Oscillating Fluidized Bed
  • ミッペイガタ オシレート リュウドウソウ ノ カイハツ

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抄録

密閉容器内の粒子層を,系外から流動化気体を供給すること無く流動化できる密閉型オシレート流動層を発案した.本システムは,密閉容器,容器中の粒子ストッパー上部と分散板下部の空間をつなぐ弁付き通気管より構成される.密閉容器の上下強制振動と粒子層の慣性運動で誘起される気体流れを弁付き通気管により整流することで,流動層を形成できると考えた.本開発研究では,まず鉛直方向可動距離を制限した鋼球とその台座を弁とした通気管を試作し,その通気抵抗値をもとに想定機構による流動層形成の可能性を理論的に示した.この通気管を組み込んだ密閉型オシレート流動層を試作し,流動層の形成を確認した.流動状態は,オシレート数増加とともに固定層,初期流動層,気泡流動層,表面波を伴う気泡流動層と変遷した.また,本密閉型オシレート流動層を効率的に運転するための通気管構造を示した.

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