石炭ガス化ガスにおける酸化鉄系ハニカム脱硫剤を用いた固定床脱硫反応のモデル化とその脱硫特性

  • 白井 裕三
    (財)電力中央研究所エネルギー化学部
  • Kobayashi Makoto
    Chemical Energy Engineering Department, Central Research Institute of Electric Power Industry
  • 布川 信
    (財)電力中央研究所エネルギー化学部

書誌事項

タイトル別名
  • Modeling of Desulfurization Reaction for Fixed Bed System using Honeycomb Type Iron Oxide Sorbent and Desulfurization Characteristics in Coal Gas.
  • セキタン ガスカ ガス ニ オケル サンカテツケイ ハニカム ダツリュウザイ オ モチイタ コテイショウ ダツリュウ ハンノウ ノ モデルカ ト ソノ ダツリュウトクセイ

この論文をさがす

抄録

高温で石炭ガス中のH2Oを除去する酸化鉄系ハニカム脱硫剤の硫化反応速度を評価し,これを用いて,固定床におけるH2Oの破過特性を予測する反応モデルを検討した.<br>固定床流通式反応器においては,ガス流通初期に脱硫剤とH2Oが反応する反応帯が生成し,この反応帯が定形のまま一定速度で移動し,固定床出口に達した時,H2Oは破過を開始するとしたモデルを基に簡易にH2Oの破過特性を予測できる固定床反応モデル式を導出した.また,同時に未反応核モデルを基に脱硫剤とH2Oの反応速度を表す近似反応速度式および反応速度の推算に必要な細孔内拡散係数を明らかにした.この脱硫剤の近似反応速度式と固定床反応モデル式より脱硫剤のH2O除去特性を予測し,試験結果と比較した結果,ほぼ一致することが確認でき,妥当性が検証できた.

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

参考文献 (9)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ