圧力振動を用いたShear‐thinning性流体からの脱泡

  • 岩田 修一
    名古屋工業大学大学院工学研究科 物質工学専攻
  • 内田 信悟
    名古屋工業大学大学院工学研究科 物質工学専攻
  • 石田 和人
    名古屋工業大学大学院工学研究科 物質工学専攻
  • 森 秀樹
    名古屋工業大学大学院工学研究科 物質工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Pressure-Oscillatory Defoaming for Shear-thinning Fluids
  • 圧力振動を用いたShear-thinning性流体からの脱泡
  • アツリョク シンドウ オ モチイタ Shear thinningセイ リュウタイ カラノ ダッポウ

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抄録

筆者らは,圧力振動場を用い,Shear-thinning性流体中の気泡上昇速度を促進させる方法を検討した.気泡が意図的に膨張・縮小するよう機械的に圧力振動させると,気泡近傍に強い局所剪断流れが生じる.その際,気泡近傍の局所剪断粘度は低下し,気泡上昇速度は促進される.この方法により,Shear-thinning性流体では,自然上昇速度と比較して,400倍を超える気泡上昇速度が得られた.一方,Newton流体では,促進効果はほとんど得られなかった.気泡近傍の剪断粘度を実験的に評価するため,ビデオとストロボスコープを用い,気泡径の時系列変化を調べた.ここで得られた剪断粘度低下から推算した促進効果は,実測値と良好に一致した.

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被引用文献 (12)*注記

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参考文献 (13)*注記

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