書誌事項
- タイトル別名
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- Emission and De-chlorination Characteristics in Refuse-Derived Fuel Combustion.
- トシゴミ コケイ ネンリョウ ノ ハイガス トクセイ ト キソ ダツエン トクセイ
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抄録
都市ごみのサーマルリサイクル技術の1つとして開発されたRDFの基礎的な脱塩特性に関する知見を得るために,実際の廃棄物から作られたRDFと塩素源とその含有率が可変できる模擬RDF単一ペレットを用いて塩素源(ポリ塩化ビニルおよび塩化ナトリウム)の差異による脱塩特性の違いを実験および化学平衡計算により明らかにした.<br>結果として,RDFの燃焼に伴う塩化水素ガスは,主に,揮発分放出段階で放出する.脱塩特性は,塩素源の差異に依存する.塩素源が有機系塩素の場合,脱塩率は温度に依存し最適脱塩温度が存在する.この理由は,低温域では脱塩速度が塩化水素ガス放出速度より遅くなること,逆に高温域ではチャー燃焼過程中に脱塩反応によって生成した塩化カルシウムが分解してしまうことに依る.一方,塩素源が無機系塩素であるNaClの場合,NaClの融点付近で融解し,ガス状のNaClまたはNa2Cl2として蒸発するので,塩化水素ガスの生成はほとんど無い.
収録刊行物
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- 化学工学論文集
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化学工学論文集 27 (5), 604-609, 2001
公益社団法人 化学工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679486147072
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- NII論文ID
- 10007267845
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- NII書誌ID
- AN00037234
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- ISSN
- 13499203
- 0386216X
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- NDL書誌ID
- 5925909
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可