外熱式水平回転円筒炉を用いた放射性物質を含有する木質廃棄物の熱分解処理

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タイトル別名
  • Thermal Decomposition of Woody Wastes Contaminated with Radioactive Materials using Externally-Heated Horizontal Kiln
  • ソト ネツシキ スイヘイ カイテン エントウロ オ モチイタ ホウシャセイ ブッシツ オ ガンユウ スル キシツ ハイキブツ ノ ネツ ブンカイ ショリ

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説明

福島県双葉郡の広野町災害廃棄物処理事業分別作業場内にて,外熱式水平回転円筒炉を用いて放射性物質が付着した木質廃棄物試料の熱分解(923 Kおよび1123 K)を行ったところ,活性炭トラップ経由後に捕集された熱分解ガスからは放射線は検出されなかった.熱分解実験時の固体・液体生成物に加え全実験終了後の炉内から回収された残渣中の放射性セシウム(134Csと137Cs)の含有量の測定を行ったところ,運転開始時(温度923 K)にはガス洗浄トラップ中の捕集物中には微量検出されたが,大部分のセシウムは装置内残渣も含めチャー内に残留していた.以上より,放射性セシウムはチャーに取り込まれ,熱分解ガスとともに揮散はしないことが示唆された.

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