修復剤入りマイクロカプセルを用いた自己修復材料の修復効率の検討

  • 吉岡 啓夢
    鹿児島大学大学院理工学研究科 化学生命・化学工学専攻
  • 大角 義浩
    鹿児島大学大学院理工学研究科 化学生命・化学工学専攻
  • 清山 史朗
    都城工業高等専門学校 物質工学科
  • 塩盛 弘一郎
    宮崎大学工学部 環境応用工学科
  • 武井 孝行
    鹿児島大学大学院理工学研究科 化学生命・化学工学専攻
  • 吉田 昌弘
    鹿児島大学大学院理工学研究科 化学生命・化学工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Healing Efficiency of Self-Healing Material Containing Monomer-Loading Microcapsule
  • シュウフクザイ イリ マイクロカプセル オ モチイタ ジコ シュウフク ザイリョウ ノ シュウフク コウリツ ノ ケントウ

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説明

<p>材料の長寿命化対策の一つとして,修復剤入りマイクロカプセル(MC)とポリマー系材料との複合化により実現することが可能であると報告されている.本研究では,修復剤を高含有化するコア-シェル構造型MCの開発を目指し,そのMCの調製に関する基礎的条件の検討を行った.またMCを用いた自己修復能力の評価ならびにMCを添加した材料の曲げ弾性率について評価を行った.調製したMCの中でカプセル外殻を形成するメラミンとホルムアルデヒドのモル比を1/4(メラミン/ホルムアルデヒド)に固定し,メチロール化メラミン量が0.045 molのとき最も含有率が高くなり,その含有率は約70%であった.このMCを用いてポリマー系材料の自己修復能力を評価した結果,触媒として臭化コバルト(CoBr2)を用いることで最大75%の自己修復能力を付与することができた.さらにMCを添加したポリマー系材料の曲げ弾性率について評価した結果,材料中にMCを15 wt%まで添加しても,材料の曲げ弾性率は3.0 GPaを維持していることを確認した.</p>

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参考文献 (9)*注記

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