超音波を用いたポリピロール微粒子合成

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  • Polypyrrole Fine Particle Synthesis using Ultrasound
  • チョウオンパ オ モチイタ ポリピロール ビリュウシ ゴウセイ

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抄録

ポリピロールなどの導電性高分子の単分散微粒子合成が求められている.本研究では,超音波の乳化作用,および化学反応促進作用に着目し,水溶媒系におけるポリピロール微粒子合成を行い,照射する超音波周波数が生成粒子形態,および収量におよぼす影響を調べた.酸化剤が低濃度で超音波照射を行いながら重合反応させると,室温条件下においても単分散な微粒子を合成でき,超音波照射により撹拌に比べて反応が促進されることが明らかとなった.ソノケミカル効率の高い周波数では,生成ポリピロール微粒子の平均粒子径が小さくなり,収量も多くなった.一方,20 kHzではソノケミカル効率は低いが,収量は多くなり反応が促進された.

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