気柱共鳴において振動数差から音速を測定する方法

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タイトル別名
  • Method for Measuring the Speed of Sound from the difference between Resonance Frequencies of the Air-column

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抄録

塩化ビニールパイプ内に音の定常波をつくり,これをマイクでとらえてオシロで観察する。発振器の振動数を変化させると,オシロ画面上の正弦波は,大きくなったり小さくなったりする。波形が極大になったときの振動数を読みとって記録する。振動数をじょじょに上げていって順次共鳴状態をつくり,そのときの振動数を記録する。隣あう振動数の差をとってパイプの長さとの積を求め,これを2倍すると,この値は求める音速値に等しい。この方法では,簡単な装置と方法でよい結果が得られるし,他の気体中の音速値の測定にも応用できる。また,本実験はデーター処理の演習にも適している。つまり,本実験は高校物理の「音の伝わり方」の分野での教材化が可能である。演示実験の結果も良好であったので,報告することにした。

収録刊行物

  • 物理教育

    物理教育 41 (3), 259-261, 1993

    日本物理教育学会

参考文献 (2)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679491030784
  • NII論文ID
    110007495516
  • NII書誌ID
    AN0021972X
  • DOI
    10.20653/pesj.41.3_259
  • ISSN
    24321028
    03856992
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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