超音波による波動実験
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- 橘高 邦夫
- 東京理科大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- Experiments on Waves Using Ultrasonic Waves
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説明
波動の実験教具としては,弾性波,水波,音波,光波,極超短波などを利用したものが,市販されたり,自作されたりしている,しかし,実験時間や経費等の制限のもとで,生徒によく理解できる実験法の開発の余地も多分に残されている.とくに在来の実験法には,波の干渉の結果の観察や測定には教育的にすぐれたものがあるが,そのときの位相関係を視覚的に示すものはあまり発表されていない.この報文では,超音波を用いて,その位相を視覚的にとらえることによって,波長の測定や干渉現象のよりよい理解を目的とした実験法を紹介する.超音波の発信受信には商業用として安価に市販されている超音波セラミックマイクロホンを用い,観測には発信器の出力に同期(外部)したシンクロスコープを用いている.この方法により,2つの波の干渉の様子を,位相関係の写真で示し,また波長測定結果の一例も報告している.
収録刊行物
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- 物理教育
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物理教育 24 (1), 14-16, 1976
日本物理教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679491386752
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- NII論文ID
- 110007488802
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- ISSN
- 24321028
- 03856992
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可