溶融体型酸化物超伝導体を用いた磁気浮上材料の合成II

  • 吉田 健一
    東京都立産業技術高等専門学校荒川キャンパスものづくり工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Synthesis of Material for Magnetic Levitation by Use of Molten Oxide Super Conductor II
  • 溶融体型酸化物超伝導体を用いた磁気浮上材料の合成(2)
  • ヨウユウ タイガタ サンカブツ チョウデンドウタイ オ モチイタ ジキ フジョウ ザイリョウ ノ ゴウセイ 2

この論文をさがす

説明

小中学生を対象にした出前授業や各種理科教室では,液体窒素と酸化物超伝導体を用いた磁気浮上実験が人気を集めている。しかしながらこの実験に使用する超伝導体は1個数万円と高価で,かつ試料が空気中の水分と反応し分解してまうという問題点があった。本研究では,フィッシング(吊り下げ)力188g重(1.8N)を有する,直径約36mmφ,重量50gの防水対策を施した溶融体型酸化物超伝導体を合成した。またこの溶融体と残留磁束密度0.4Tの鉄-ネオジム-ホウ素磁石と組み合わせることで,地球儀バルーンのフィッシング実験に成功した。本論文では,その詳細について報告する。

収録刊行物

  • 物理教育

    物理教育 58 (2), 75-79, 2010

    日本物理教育学会

参考文献 (13)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ