物理量の四則演算のしくみ : 単位量の意味

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タイトル別名
  • Rules of Arithmetic of Physical Quantities : Meaning of Unit Quantities
  • ブツリリョウ ノ 4ソク エンザン ノ シクミ タンイリョウ ノ イミ

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抄録

測定とは,対象の量が単位量の何倍かを求める操作である。この立場から,物理化学では物理量=数値×単位量の表現を採用する。しかし,物理教育では,単位が量ではないという誤解が生じている。このため,数値と単位量の積の意味が物理教育の中で正しく普及していない。単位が量だからこそ物理量の四則演算が成り立つ。量計算は,高校数学のベクトル算法と同じしくみの計算である。この事情を線型代数の基礎を踏まえて解説する。

収録刊行物

  • 物理教育

    物理教育 53 (4), 326-331, 2005

    日本物理教育学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (31)*注記

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