加速中の車内に生じる気圧の差による浮力

  • 矢野 幸夫
    大阪府立吹田東高校:大阪教育大学大学院教育学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Buoyancy by the Gradient of Air Pressure in an Accelerating Car
  • カソク チュウ ノ シャナイ ニ ショウジル キアツ ノ サ ニ ヨル フリョク

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抄録

大気中では重力よって上下方向に気圧の差が生じ,この気圧の差によって上向きの浮力が生じる。同様に,加速中の車内では慣性力によって加速度方向の気圧の差が生じ,この気圧の差によって加速度方向の浮力が新たに生じる。市販の3軸加速度・高度センサを利用すると加速中の車内に生じる気圧の差を測定することができる。これを使用して,重力と同様に慣性力によっても気圧の差が生じることを実験で確認し,加速中の車内のヘリウム風船にはたらく浮力を説明する教材を開発した。

収録刊行物

  • 物理教育

    物理教育 61 (1), 8-11, 2013

    日本物理教育学会

参考文献 (4)*注記

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