書誌事項
- タイトル別名
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- Molecular Theory of Heating of Water in Microwave Oven
- デンシ レンジ デ ミズ ガ カネツ サレル キコウ ノ ブンシロン
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説明
水分子の振動と回転スペクトルによる共鳴吸収は赤外域にあるので,電子レンジのマイクロ波の吸収に関与するのは,液体の水の誘電率の異常分散に伴う吸収である。有極性分子は印加電場の方向に統計的に配向して,固体や液体の分極をつくるが,配向分極の生成・消滅には時間的遅れがある。この誘電緩和に関するDebyeの理論によれば,水はマイクロ波の広い周波数範囲で強い吸収を示す。これが水分をもつ物質が電子レンジで加熱される理由である。そして,無極i生分子からなる物質は電子レンジの加熱が弱い。
収録刊行物
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- 物理教育
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物理教育 54 (4), 303-305, 2006
日本物理教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679493471360
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- NII論文ID
- 110007491341
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- NII書誌ID
- AN0021972X
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- ISSN
- 24321028
- 03856992
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- NDL書誌ID
- 8601277
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可