運動視差による面再構成過程の心理物理学的検討(II)

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タイトル別名
  • Experimental Analysis of Surface Reconstruction from Motion Parallax, Part II
  • 運動視差による面再構成過程の心理物理学的検討(2)
  • ウンドウ シサ ニ ヨル メン サイコウセイ カテイ ノ シンリ ブツリガクテキ ケントウ 2

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抄録

動的なランダムドットパタンを用いた心理物理実験により、運動視差による単眼立体視の面再構成過程のメカニズムについて検討した。眼球運動の測定により、刺激の平均ドット速度に追従する滑動性眼球運動を確認し、網膜上には純粋な視差成分だけが投影されていることを示した。次に、HMDを用いた実験により、面の凹凸の決定は平均速度場の方向の検出の直後になされ、観測者の頭部を固定した場合には滑動性眼球運動が、また頭部を動かす場合には前庭動眼反射による眼球運動が付随することが明らかになった。さらに、面の不連続を処理する線過程が存在し、面の曲率が計算されている可能性を示し、正則化理論に基づく面再構成過程のモデルについて考察した。

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参考文献 (17)*注記

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