網膜に学んだ広ダイナミックレンジを有するエッジ検出機構の電子回路化(高機能イメージセンサ)

書誌事項

タイトル別名
  • Analog integrated circuits for edge detection with wide dynamic range
  • 網膜に学んだ広ダイナミックレンジを有するエッジ検出機構の電子回路化
  • モウマク ニ マナンダ コウダイナミックレンジ オ ユウスル エッジ ケンシュツ キコウ ノ デンシ カイロカ

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説明

生体の網膜では、視細胞層が入力光に対して明暗順応を行い、ダイナミックレンジを大きく広げている。本報告では、この機能に学び、視細胞層での明暗順応機能を有するエッジ検出回路を提案する。エッジ検出回路の入力部では、高輝度画像と低輝度画像のそれぞれに対して、局所的に増幅率を変化させ、入力光電流を増幅する。この機能により、低輝度画像の入力信号が主に増幅され、高輝度画像の入力信号強度に近づく。その結果、1つの入力画像に高輝度画像と低輝度画像の両方が混在する場合でも、両者の入力強度をほぼ同一レベフレにすることができる。 SPICEを用いたシミュレーションの結果、このエッジ検出回路が、約5桁の広範囲なダイナミックレンジをもつことが確認された。さらに、エッジの位置を示す出力電流強度を大きくし、その空間分解能を高くすることができた。

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