音の大きさの主観評価実験における比較時間間隔の影響(感性情報処理とマルチメディア技術および一般)

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タイトル別名
  • Effect of comparison interval on subjective evaluation test of loudness
  • 音の大きさの主観評価実験における比較時間間隔の影響
  • オト ノ オオキサ ノ シュカン ヒョウカ ジッケン ニ オケル ヒカク ジカン カンカク ノ エイキョウ

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抄録

本報告では,音の大きさの主観評価実験における,比較時間間隔の増大に伴う評価精度の変化を把握することを目的とし,純音の大きさに対して,一対比較形式で比較時間間隔を様々に変化させた主観評価実験を行った.また,同時に比較順序の影響についても検討した.その結果,音の大きさの弁別閾について,比較時間間隔が1秒から10秒まではほぼ比例して拡大したが,10秒を超過し30秒まではほとんど変化しなかった.刺激の提示順序の影響については,比較する刺激の音圧レベルが同じであるにもかかわらず比較時間間隔が,1秒の時には後に提示した刺激の方が小さく,5秒の時には同じ大きさに,そして,10秒,30秒の時には後に提示した刺激の方が大きく感じる傾向があった.

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参考文献 (13)*注記

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