より良い音楽表現のための空間音響制御(高臨場感ディスプレイフォーラム2009臨場感とは何か?)

  • 池田 雅弘
    ヤマハ(株)サウンドテクノロジー開発センター
  • Kim SUNGYOUNG
    ヤマハ(株)サウンドテクノロジー開発センター
  • 宮崎 秀生
    ヤマハ(株)サウンドテクノロジー開発センター
  • 渡辺 隆行
    ヤマハ(株)サウンドテクノロジー開発センター

書誌事項

タイトル別名
  • Research and Development in Spatial Audio for Music Reproduction
  • 招待講演 より良い音楽表現のための空間音響制御
  • ショウタイ コウエン ヨリ ヨイ オンガク ヒョウゲン ノ タメ ノ クウカン オンキョウ セイギョ

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説明

空間音響制御による音楽表現力向上を目的としたソルーションの事例を紹介する。建築音響設計では壁面の形状を変更することで、音の印象の空間的要素のひとつであるASWを効果的に変化させることができる。また建築的条件の変更に限界がある場合は、電気音響的手段を利用した音場支援システムによる制御が有効である。家庭用の多チャンネル再生システムでは、トランスオーラル型の再生技術を応用することで音に包まれた印象を変化させその音楽的表現力を拡大する可能性が示唆される。また電子楽器向けの拡声システムでは直接音成分と拡散音成分を独立に再生することでより自由度の高い制御が可能になる。こうした空間音響制御の適用により鑑賞コンテンツに合った音環境を創り出し、高い臨場感を伴った音楽聴取が可能になると期待される。

収録刊行物

参考文献 (26)*注記

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