接近/後退運動知覚間の非対称性について(福祉工学および一般)

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タイトル別名
  • Asymmetry for perception of motion toward and away from the observer
  • 接近/後退運動知覚間の非対称性について
  • セッキン コウタイ ウンドウ チカク カン ノ ヒタイショウセイ ニ ツイテ

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抄録

接近/後退運動の検出間の非対称性について,拡大/縮小陰影刺激を用いて検討した.本実験ではターゲット及びディストラクターを拡大または縮小する陰影刺激によって定義した視覚探索課題を行った.拡大または縮小する膨らみの陰影を付加された円(convex circle)は奥行運動する球体として知覚されうる.しかしながら,拡大または縮小するへこみの陰影を付加された円(concave circle)は奥行運動する対象としては知覚されない.実験の結果,ヒトの視覚システムが拡大する膨らみの陰影を付加された円,すなわち対象の接近の印象を生み出す刺激に対してもっとも敏感であることが示唆された.

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参考文献 (13)*注記

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