1024QAM信号のケーブル伝送と蓄積保存されたIFデータからのソフトウェアによる復調実験(デジタル放送受信技術および一般)

  • 中村 直義
    通信・放送機構横浜次世代ケーブルテレビリサーチセンター
  • 倉掛 卓也
    日本放送協会放送技術研究所
  • 小山田 公之
    通信・放送機構横浜次世代ケーブルテレビリサーチセンター:日本放送協会放送技術研究所
  • 伊東 晋
    通信・放送機構横浜次世代ケーブルテレビリサーチセンター:東京理科大学

書誌事項

タイトル別名
  • 1024 QAM cable TV transmission, IF signal recording and software demodulation
  • 1024QAM信号のケーブル伝送と蓄積保存されたIFデータからのソフトウェアによる復調実験
  • 1024QAM シンゴウ ノ ケーブル デンソウ ト チクセキ ホゾン サレタ IF データ カラ ノ ソフトウェア ニ ヨル フクチョウ ジッケン

この論文をさがす

抄録

1シンボル当たり10bitを伝送するシングルキャリアの1024 QAM信号により,6MHzの帯域幅で52.74Mbpsの大容量ケーブルテレビ伝送方式の実証実験を行った.受信したIF信号を一旦メモリに記録(蓄積)した後,ソフトウェアで復調する受信機機能を実現した.伝送路符号化方式はITU-T Rec.J.83 Annex Cに準拠している.復調ソフトウェアは搬送波周波数の推定,波形等化後,シンボルを識別してバイト出力するまでの部分と,デインターリーブ及び誤り訂正を行ってMPEG-2 TSパケット形式のデータを再生する伝送路復号部分とで構成される.1024 QAMの受信CN比が38dBのとき,MPEG-2 TSパケットの誤り訂正前のBERが10^<-4>であり固定劣化は2dB以下である.さらに妨害波の影響やAD変換データの語長制限による特性の劣化の様子を定量的に把握している.実験結果より1024 QAM信号のケーブル伝送と計算的復調ができることを確認し,デジタル放送品質の高速データ伝送の可能性を示している.

収録刊行物

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

参考文献 (9)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ